●(77)迷走

「アニキ、あいつを見つけたぞ!」
MSの刺客を倒したトラッシュ達は、通路の先を進むマフディのガンダムデスサイズに追いつく。
「まったくしつこいですね。わたしは忙しいのです。あなたがたは、こいつらと遊んでなさい」
鬱陶しそうに新たな刺客を差し向けるマフディ。
そして自らは通路の奥へと消える。
襲い掛かるMS群を倒したトラッシュ達。だが完全にマフディを見失っていた。
最後の敵、タッカーを捜し求めて彷徨うトラッシュ達。
大型Gシステムと言われるだけあって、施設の中は大規模で、簡単に探索できるものではなかった。
エレベーターの数字は地上7階・地下1階まであることを示している。
施設の中には大型の戦艦らしき姿もあった。地球であれほど苦労して建造した宇宙船も、ここではあっさりとできるものなのだろうか。そして建造した宇宙戦艦を何に使うのか。
「またあいつだ!」
フリッツが声を上げた。もう何度目か、めざとくマフディのデスサイズを見つけたのだ。
デスサイズは、発見されたことに気付くと、スピードを上げて通路の向こう側へと走り去る。
「逃げるのか、卑怯者! 今度こそ逃がさないぞ!」
それを追って、トラッシュはひとりでダッシュする。
待って! ひとりでは危険です」
イーチィの制止も聞こえない。
トラッシュが先行して次の部屋へ入った瞬間、イーチィの目の前で扉が閉まった。
完全にトラッシュ1人が分断された。
嫌な予感がした。

























































