●(73)信じる心

「わたしは、わたしはみんなを酷い目に合わせてしまいました」
心配げに駆け寄ってきたトレミーやフリッツに、イーチィはかか細い声で告げた。
トレミーは首を振る。
トラッシュ達を裏切り、タッカーの側についたのだ。
助けられる義理はなかった。
「イーチィ、ボクたちのところに戻ってきてくれ」
イーチィは驚く。
どうして、迎え入れられるわけがない。
トラッシュを裏切り、ネオザースとして戦い、人類の危機に加担した自分を。
「前にも言ったけど、ボクはイーチィを信じる。大切な仲間だから」
トラッシュの自信に満ちた声。しばらく見ないうちに、成長していた。
迷い、返答に詰まるイーチィに、トレミーが顔を近づけてきた。
「わたしたち、仲間でしょ!」
「もどってきてよ! イーチィがいないとオレも兄貴も寂しいよ!」
フリッツが茶化すように言う。
「許して・・・くれるんですか?」
「何も言うな。僕はイーチィを信じてる。みんなだって同じ気持ちさ」

























































