●(44)謎の少年

ネオザースの親衛隊が守っていた通路の奥には最深部と思われる扉があった。
しかしそこには、アルトロンガンダムが仁王立ちしていた。
操っているのは、何度も拳を合わせた謎の少年だ。
少年は、ウラジを守る最後の盾となるつもりらしい。
再び顔を合わせた少年に、戸惑うトラッシュ。
なぜ彼と戦わなくてはならないのか・・・。
「ここでの役目は終わった」と、少年は高らかに笑う。
リバジ・ザースの遺産を復活させるための、大切な儀式が。
ここで何が行われているというのだ?
そしてこの少年は何故、トラッシュに立ち向かってくるのか?
なぜ少年がウラジに協力するのか分からないトラッシュは戦いを避けようとするが、少年は好戦的に
も挑発する。
「必死で戦え! オレを楽しませてくれよ!」
少年の乗るアルトロンガンダムは強敵だったが、遊びで戦っている彼と、信念を持つトラッシュでは、勝負にならない。
「気を抜きすぎた・・・次は覚悟しておけ!」
「負け惜しみを!」
「くそっ、なんとでも言え!」
膝をつくアルトロンガンダムだが、気を抜きすぎたと舌打ちする少年は、さらに奥地へと逃走する。
それを追うトラッシュ。
いくら高速で逃げようが、逃げこむ場所はこの先の最深部しかないのだ。
最後の扉がゆっくりと開く。
広い格納庫のような場所だ。
「なにもないね・・・」
そういうトレミーだが、トラッシュだけは、そこで見た物に衝撃を受けた。
背筋を冷たいこのがかけめぐる。
忘れようとしても忘れられない現実。
「なんでこんなところに・・・なぜ『これ』があるんだ!」

























































