●(43)アイゼングラードの奥


デビルガンダムを倒した一行だが、未だウラジ・ザースは健在だった。ウラジを倒すという当初の目的を果たすため、トラッシュ達はアイゼングラードの奥へと進む。
アイエングラード軍総帥の最後の言葉で、ウラジの所在は地下の秘密施設だと判明していた。
アイゼングラードの地下に通じる格納庫の存在に驚く一行。
この場所は、Gシステムを発明したリバジ・ザースの研究施設があった場所らしい。
その場所は、アメリカ大陸にあったGシステム(ディギンズロック)にとてもよく似ていた。
おそらく「大破壊」前に作られた先文明の産物に違いない。
この施設の存在に気づいたウラジは、ここに近づくことができるようにアイゼングラード軍に入ったのではないか、とトレミーは推測する。ザース家の生き残りであるウラジは、この施設を手に入れて何かをしたかったのではないか。だから「仮面の男ナイアール」となって軍に潜入した。
この場所にあるなにかを手に入れるために。
アイゼングラード軍地下格納庫には、ネオザース軍の親衛隊が入り込んでいた。
親衛隊のMSは、トラッシュ達を排除しようと次々に襲い掛かってくる。
「侵入者め!」
自分たちをそう呼ぶネオザースの親衛隊に、トレミーは驚く。
「ここはアイゼングラード、侵入者はあなたたちでしょ!」
「この場所は元々、我らネオザースのものだ!」
まるで病に侵されたように、ウラジを心酔する親衛隊。
身体をはってウラジを守ろうとする一生懸命な姿に、トラッシュ達は戦闘をためらう。
彼らもまた、守るもののために命をかけて戦っているのだ。
それでも先に進まないといけないトラッシュ達は、親衛隊を涙ながらに倒す。
「トドメをさせ・・・」
倒した親衛隊は、信念を貫けなかった悔しさをにじませながら、息も絶え絶えになりながらそんなセリフを吐いた。
「命を粗末にしないで」
「・・・ウラジ様はこの先だ。通れ」
それでもトドメをささないトレミーに、親衛隊は先へ進むように促した。
ウラジ・ザースを止めることができるのならば、それが正しいということの証明だ。

























































