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2005年07月20日

●(29)フリッツ、再び

FAガンダム

ガベンジャーの依頼でZガンダムの情報を求めて世界中を探し回っていたオリビアは、Zガンダム本体こそ入手することはできなかったが、代わりに「ガンダム」「ガンダムマークII」「百式」の3機が揃えば、そこからゼータガンダム製造法の情報を採取できることを調べ上げていた。
そのうちの1機「ガンダムマークII」の情報は、オリビアが探索し入手することに成功していた。
「じゃぁ残りは、たった1機、百式だけだ!」
ガンダム本体は、トラッシュが持っている。偶然に驚くオリビア。
あとは百式さえ探し出せればゼータが作れるのだ。とても簡単に思えた。

オリビアは快く「ガンダムマークII」の情報をトラッシュに差し出す。
まずは、GシステムでマークIIを作ってこい。百式の情報は、その間に探しておく。
トラッシュは南米にあるというGシステム04に向かって出発した。

 

アメリカ大陸を南下しGシステム04に辿り着いた一行だが、Gシステムは廃墟のようにさびれていた。
密林の奥で交通の不便さはあるだれおうが、かなりずさんな管理だ。この状態でGシステムは動くのだろうか・・・。
最深部に辿り着いた一行は、システムを作動させる。なんとか無事にシステムは動き、マーク2の創造に成功する。

「強そうなMSだね・・・」
マークIIの白い機体を見上げながら、トレミーが呟く。
ゼータを未来に託すため、ガベンジャーが情報を残した機体だ。弱いわけがない。
そういって新たな闘志を燃やすトラッシュ。

「でも・・・なんでウラジはトラッシュにガンダムを渡したんだろう?」
ゼータガンダムの創造には3機のガンダムいる。ウラジはそれを知っていたのだろうか? 知っていたのなら、ウラジはなぜトラッシュにガンダムを与えたのだろう。もしかしてガンダムが必要になることを知っていたのではないか。

Gシステムの施設を出ようとしたとき、イーチィは敵の気配を察知する。
姿は見えないが、どこかに隠れているようだ。
隠れていた卑怯な敵は、アイゼングラードで出会ったアクター大佐だった。
「軍の中にも君達をよく思っていない連中がいる」といっていたが、それは自分自身のことだったのだ。本人がトラッシュ達を討ちにきたのだ。
アイゼングラード軍を裏切ったのはナイアールだと説明するトラッシュを、アクターが嘲笑する。アクターはナイアールの正体を知っていてなお、トラッシュに攻撃を仕掛けているのだ。しかも自分は安全なところで、自分の部下に攻撃させて。
負けん気の強いトレミーが、バスリーが、馬鹿にされているのは癪だとやっちゃえとばかり突撃する。Gシステムの中に敷かれる包囲網を突破していくトラッシュ達。あるいはマークIIの性能に頼らなければアクターのMS軍をなぎ倒すことはできなかったかもしれない。
しかし襲い来る敵MSを跳ね飛ばし、ようよう突破する。

地上へと脱出することに成功したトラッシュ達だが、そこに待ち受けていたのは更なるアクターの包囲網だった。どこへも逃げ場の無い状況に焦る仲間たち。しかし最後まであきらめることをしないで戦い抜くことを決意する。
その時、どこからともなく現れた謎のMSが、アクターの部隊を攻撃し始めた。
「アニキ! 良かった、間に合った!」
「フリッツ?! その声はフリッツなのか?」
フリッツの駆るフルアーマーガンダムの火力は、アクターの仕掛けた包囲網を蹂躙するには十分だった。
突然の砲撃に慌てふためく敵MS。包囲網は完全に崩れ、残るはアクターとその親衛隊だけになった。
「形勢逆転だ!」
叫ぶトラッシュに、アクターは不適な笑いを浮かべる。

「まだだよ。ウラジ様から授かったこの力を味わうがいい・・・。さようなら、トラッシュ君」

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